尾道ブルワリーは、広島県尾道市久保にあるブリューパブ。築130年の古蔵をリノベーションした醸造所で、尾道の農水産物を取り入れた「メイドイン尾道」のクラフトビールを手造りしている。

今回Instagramで紹介されていたのは、『キューカンバーセゾン』の発酵中という話題だ。6年目(6回目)の仕込みで、飲む時期によって味わい、香りの違いが体験できるビールとして案内されている。公式サイトでは、尾道のきゅうりを漬け込んだこのセゾンについて、仕込み直後は酵母由来の香りが前に出て、熟成が進むと漬物のような香りからメロンのような芳醇さへ変化すると説明している。

セゾンは、もともと夏の農作業の合間に飲むために仕込まれたビールがルーツ。汗をかいたあとに飲みたくなる軽快さと、時間で表情を変える面白さを両方持つのが『キューカンバーセゾン』の魅力だろう。尾道散策の途中に立ち寄って、タイミングの違いまで含めて楽しみたい一本である。

店で飲めるのは、この季節感のある一杯だけではない。現在のラインアップには、麦の輪郭がわかりやすい『尾道エール』、爽やかな塩味と酸味が持ち味の『ライムゴーゼ』も並ぶ。尾道の町並みや港の空気を感じながら、気分に合わせて選べるのが尾道ブルワリーらしいところだ。