新作のポイント

坂道ブルイングは、立川市のタップルームを拠点に、ラガーやエールから現代的なスタイルまで幅広く手がけるブルワリーだ。公式サイトでは、西東京で美味しいビールをつくることに加え、モダンで親しみやすい空間づくりや、地域の素材を生かす姿勢も掲げている。

今回Instagramで紹介されたのが、新作の「Forest Lace / Elderflower Saison」。アルコール度数は7.0%、苦味はIBU 4とかなり穏やかで、スタイルは名前の通りセゾンだ。

味わいの設計

このビールは、ベルギー産モルトを使って丁寧に発酵させ、セゾンらしいスパイシーさを引き出している。投稿では、クローブやブラックペッパーを思わせる個性が説明されており、そこにイギリス産のエルダーフラワーを加えることで、華やかで甘い香りと、すっきりした非常にドライな後味に仕上げたとしている。

初夏の花であるエルダーフラワーを軸にしながら、セゾンの骨格をきちんと残している点が印象的だ。香りの主張はありつつも、苦味は抑えめなので、食中にも合わせやすい構成といえる。

立川のブルワリーとして

坂道ブルイングは、2019年10月設立の立川のブルワリーとして知られ、日常の一杯から新しいスタイルまで幅広く提案してきた。今回の「Forest Lace」も、その方向性をよく表す一本だろう。

現在はタップルームとノースで販売中。立川エリアで、季節感のあるセゾンを探している人はチェックしておきたい。