ヒロシマ ノウ ブルワリーが果物を生かした季節のビールづくりを発信
ヒロシマ ノウ ブルワリーがInstagramで「ビールに、果物をまるごと。」と掲げ、果物の持ち味を生かす季節のビールづくりを発信した。三次市吉舎町の畑に近いブルワリーらしく、地域の素材を中心にした姿勢が伝わる内容だ。
果物を主役に置く、三次発のクラフトビール
ヒロシマ ノウ ブルワリーは、広島県三次市吉舎町に拠点を置くクラフトビール醸造所だ。公式サイトでは「醸すまでが、農業です。」を掲げ、広島の畑で育った素材を瓶詰めまで一気通貫で手がける姿勢を打ち出している。今回のInstagram投稿タイトル「ビールに、果物をまるごと。」も、その考え方を端的に示す言葉として受け取れる。
同ブルワリーの特徴は、地域の農産物を単なる副原料として扱うのではなく、味わいの中心に据えている点にある。公式サイトでは、ピオーネ、柑橘、はちみつなどの地元素材を使うことが紹介されており、三次市の認定品紹介でも、ピオーネなどの旬の素材、もち麦、はちみつを三次の水と合わせて造るクラフトビールとして説明されている。
盆地の気候が生む素材感
三次市吉舎町は、大きな川が流れる盆地で、昼夜の寒暖差が大きい地域だ。ブルワリーの案内でも、その環境が果物や野菜の糖度を上げると説明されている。つまり、この土地で育つ素材は、ビールにしたときの香りや甘みの輪郭を作りやすい。果物を生かしたビールづくりを掲げるのは、偶然というより土地の特性に根ざした選択だ。
実際に同ブルワリーの定番には、ピオーネを使った`Pione Ale`や`Hazy Pione`、八朔と山椒を合わせた`HASSAKU SAIZON`、ヤーコン茶を使った`CHA IPA`など、素材名から個性が伝わる銘柄が並ぶ。季節ごとの果実や農産物を、そのまま味の設計に落とし込む構成は、飲み比べの楽しさも生む。
地域の素材を、季節の一杯へ
ヒロシマ ノウ ブルワリーの魅力は、派手な演出よりも、地域の農産物をどうビールに変えるかという点にある。果物の香り、甘み、酸味をどう残し、どう整えるか。その積み重ねが、同ブルワリーらしい一杯をつくっている。
「ビールに、果物をまるごと。」というメッセージは、単なるコピーではなく、土地と素材と醸造をつなぐ方針そのものだ。三次の畑で育った果物が、次にどんな形でグラスに届くのか。季節の訪れとともに、追いかけたくなるブルワリーである。
情報は不正確な場合があります。正確な情報はブルワリーの公式情報をご参照ください。