熊本の農家を応援するビールづくり

近江麦酒は、熊本県氷川町の森田農園で育てられたマスカットをはじめ、氷川町産の素材を使ったクラフトビールの予約受付を開始した。

プロジェクトのきっかけは、地震の影響で熊本の農家が厳しい状況に置かれていることを知ったこと。近江麦酒は「私たちにできることを」と考え、熊本の農産物をビールという形で届ける取り組みを立ち上げた。今回の企画は、農家の支援と、素材の魅力を知ってもらう機会づくりを兼ねている。

氷川町産マスカットの個性を一杯に

主役となるのは、森田農園のマスカット。果実を使ったビールでは、原料の香りや酸味をどのように引き出すかが味わいのポイントになる。マスカットならではの爽やかな香りが、麦芽やホップの風味とどのように重なるのか、完成を待つ楽しみも大きい。

商品名や詳しい仕様、販売方法などは、近江麦酒の公式案内で確認できる。予約を通じて、熊本の農家と滋賀のブルワリーによる新しい地域間のつながりを支える形だ。

小規模醸造所ならではの挑戦

近江麦酒は、滋賀県大津市に拠点を置く小規模なナノブルワリー。定番の「糀エール」や「びわ湖IPA」に加え、季節の果物や地域の食材を取り入れた限定ビールを毎月のように生み出している。小ロット醸造を生かし、「これ、ビールになるの?」という素材にも向き合ってきたブルワリーだ。

地元食材をビールにする経験を重ねてきた近江麦酒にとって、今回の熊本応援ビールも、素材の背景まで味わえる一本となりそうだ。熊本の農家が育てたマスカットの香りを想像しながら、予約を検討してみてはいかがだろうか。