串間の風景を映す新作ラベル

宮崎県串間市の凪の音ブルーイングが、串間市内限定販売の新商品「KUSHIMA SAISON(クシマ セゾン)」のラベルデザインを公開した。リリースは6月初旬予定で、地域に根ざした一本として準備が進んでいる。

今回のラベルを手がけたのは、串間出身のリトルパーク代表・小園さん。モチーフには都井岬の御崎馬が選ばれたが、単に馬を描くのではなく、串間の自然、風、太陽、そして人の温かさまでを一枚の絵に込めたという。ラベルを見た印象について、ブルワリーは「まるで串間そのものが駆け抜けているよう」と表現している。

背景には、凪の音ブルーイングが開業以来続けてきた「自分たちの造るビールを全国へ届けたい」という思いがある。一方で、今回はその視点を少し広げ、この町の人たちに寄り添うビールを造りたいという発想から、KUSHIMA SAISONが生まれた。すでに同ブルワリーは「YAMABIKO ALE」「TOIMY」「SHIRANUI」など、地域を越えて存在感を示す銘柄を展開しており、今回の新作もその流れの中にある。

あわせて、宮崎県限定の「MIYAZAKI SAISON」も「この土地のビールを造る」という意識から仕込まれているという。串間で育まれた景色や人のつながりを、どのようにグラスの中へ落とし込むのか。ラベル公開を起点に、味わいへの期待も高まる。

発売を前に、まずはデザインから土地の空気を伝える一手。地域限定ビールとして、串間の魅力をどこまで表現するのか注目したい。