野生酵母の個性が会場で存在感

真庭市蒜山の中和に工房を構える蒜山醸造所 つちとみずが、岡山市北区の下石井公園で開催された「おかやまハワ恋ビアマルシェ2026」最終日の様子を伝えた。投稿では、会場で同ブルワリーのビールが予想以上の反響を得たことが報告されている。

同ブルワリーは、蒜山の天然水と集落に棲む野生酵母を生かし、オーガニック原料を中心に仕込む醸造所として知られる。サワーエールやヴィンテージエールを軸に、土地の水、空気、微生物まで含めた環境との関係性を味わいに落とし込んでいるのが特徴だ。2023年から醸造を始めた新しいブルワリーながら、個性の強い造りで少しずつ存在感を広げてきた。

今回の投稿では、イベント会場で「うまい」「聞いてきました」といった声があがり、説明にも手応えがあったことがうかがえる。こうしたビアフェスでは個性が前に出やすい一方で、つちとみずのように造りの背景が伝わると、その一杯の面白さがよりはっきりする。

最終日には限定50杯の追いホップのサービスも用意された。香りの輪郭をもう一段楽しめるこの一杯は、野生酵母のニュアンスとあわせて、ブルワリーの方向性をそのまま感じさせる仕掛けだったと言えそうだ。

「おかやまハワ恋ビアマルシェ2026」は7月10日から12日まで下石井公園で開催され、12日は16時まで。岡山の中心部で、クラフトビールとハワイアンカルチャーを同時に楽しめる3日間となった。