新作ラガーの狙い

和歌山県有田郡有田川町に拠点を置くNomcraft Brewingが、新作「Neon Lager / ネオンラガー」を公開した。今回のビールは、ブルワーのMarkが得意とするクラシックなラガーをベースにしながら、チオール由来の華やかなアロマを重ねた“モダンなラガー”として設計されている。

仕上がりのイメージ

Instagramの投稿では、香りの印象としてシトラスや白ぶどうのような爽やかさが挙げられており、苦味は控えめ。炭酸は滑らかで、軽やかに杯が進むタイプにまとめられている。スペックはALC. 4.5%、IBU 20、炭酸ガス 2.7 volumes。モルトにはPilsenerとCara Pils、ホップにはSaaz、Cascade、Super Sauvinが使われ、ラガー酵母で仕上げられている。

味わいの読みどころ

チオールを前面に出したラガーは、ホップの派手さで押すIPAとは異なり、すっきりした飲み口の中に香りの輪郭を持たせやすい。Nomcraft Brewingの説明でも、クリスプで飲みやすく、それでいて鮮やかなアロマを楽しめる仕上がりが意識されている。フードペアリングとしては、唐揚げ、棒棒鶏、クリームチーズが挙げられており、食中酒としての使い勝手もよさそうだ。

Nomcraft Brewingについて

Nomcraft Brewingは、有田川町の保育所だった建物の一角をリノベーションして立ち上がったブルワリー。隣にはクラフトビール&ハンバーガーのカフェ「Golden River」もあり、地域と一体になった“クラフトビールでまちづくり”を掲げている。国際色のあるチームが、アメリカンスタイルを軸に飲みやすさと個性の両立を追求してきた背景を踏まえると、今回のNeon Lagerもその姿勢をよく表す一本といえる。