新潟県上越市のガンギブリューイングが、越後薬草のクラフトジンブランド「THE HERBALIST YASO」とのコラボビール『HERBER HARBOR(ハーバーハーバー)』を打ち出しました。My Beerに掲載された情報によると、スタイルはBelgian White / Belgian Wit w/Botanical、アルコール度数は4.5%、IBUは4.7。限定シリーズとして仕込まれた1本です。

このビールの特徴は、YASOの定番ジン「THE HERBALIST YASO GIN エクストラハーブ」を構成するボタニカルの一部を取り入れている点にあります。仕込みにはジュニパーベリー、杉、モミ、ベルガモットを使用し、さらりとした小麦ビールの飲み口に、針葉樹を思わせる香りや穏やかなフルーティーさを重ねた設計です。ジンの世界観をクラフトビールへ落とし込んだ、コラボらしい発想が光ります。

ガンギブリューイングは、2023年8月に醸造を始めた上越市のブルワリーです。上越妙高駅から徒歩圏に位置し、名前は地域の建築様式である雁木造りに由来します。ビールを通じて人と人が雁木のようにつながることを目指すという背景は、今回のコラボにもそのまま重なります。地元に根ざしたブルワリーが、同じ上越の越後薬草と組むことで、土地の個性を違う角度から表現したかたちです。

コラボの相手である越後薬草側も、醸造所に足を運んで仕込みから参加したことを明かしています。素材の香りをどうビールに映すかという点に、両者の持ち味が反映された今回の限定醸造。クラフトビール好きにとっては、香りのレイヤーをじっくり確かめたくなる内容です。上越のブルワリーが生み出した新しい一杯として、今後の展開にも目が向きます。