尾道ブルワリーは、尾道本通り商店街の奥にある1894年築の古蔵を改装したブリューパブ。細い入口の先に現れる土蔵の空間で、出来たてのビールをゆっくり味わえるのが特徴だ。

今回販売される『因島ホワイトエール』は、尾道市因島発祥の柑橘・八朔を使った小麦のビール。公式ラインアップでも、爽やかな香りとほろ苦さが広がる一本として紹介されており、果実の明るさとホワイトエールらしいやわらかな飲み口を両立している。アルコール度数は5%。

尾道ブルワリーの持ち味は、こうした地域素材の使い方にある。尾道の風景や食材をビールに落とし込む姿勢は一貫していて、グラスの中から尾道らしさが立ち上がる。観光の途中に立ち寄って、土地の空気を感じながら一杯を飲むには、ちょうどいい場所だ。

ブリューパブとしての楽しみ方もわかりやすい。店内でそのまま味わうのはもちろん、タップ越しに銘柄を選ぶ時間そのものが楽しい。因島ホワイトエールは、尾道の柑橘文化をそのままビールにしたような存在で、地元食材を活かしたクラフトビールが好きな人ほど試してみたくなるはずだ。