神奈川県海老名市に拠点を置くBetter life with upcycleが、新たなコラボレーションビールを発表した。2026年6月25日にリリースされた「SANUKI 870 ALE」は、はなまるうどんのうどん製造工程で生まれる端生地をアップサイクルして仕込んだ1本だ。

Better life with upcycleは、1923年創業のベーカリーを母体に、パンづくりで培ってきたものづくりの視点をクラフトビールへ広げてきたブルワリー。パンの耳を原料の一部に使うビールや、フードロスを新しい価値に変える商品づくりで知られており、今回の取り組みもその延長線上にある。

公式サイトによると、今回のビールは、品質維持のためにどうしても発生する麺の端生地に新たな役割を与える発想から生まれた。商品化までには、はなまるうどん側と味の方向性や原料の形状について調整を重ねたという。グラスに注ぐと、うどん由来のやわらかな白濁感が現れ、アメリカンホップ由来のシトラスやピーチを思わせる香りが広がる。飲み口はなめらかで軽やか。キレのある苦味のあとに、ほのかな塩味が全体を引き締める設計だ。

提供ははなまるうどん限定34店舗の店内飲食のみで、数量限定。Better life with upcycleのECサイトや自社店舗での販売は行わない。海老名のブルワリーから生まれたアップサイクル発想が、今度はうどんチェーンとの協業に広がったかたちで、食品ロスを減らしながら味わいとして成立させる試みとして注目される。