横浜ビール醸造所は、季節限定ブランド「めぐりあい」の夏の一本として、「小田原オレンジペールエール」の出荷を6月9日に開始した。

このビールは、神奈川県小田原市のあきさわ園で育てられた清見オレンジをふんだんに使う。果皮はオレンジの香りとほろ苦さを、果汁は仕込みの終盤に加えることで、柑橘感の輪郭を立たせたという。横浜の水源地として知られる道志村の湧水を使っている点も、このビールが土地と結びついた一杯であることを物語る。

「めぐりあい」は、地元の生産者が育てた果物や農作物をビールに生かし、季節ごとの風景を味わうためのシリーズだ。横浜市に拠点を置く横浜ビール醸造所らしい、地域とのつながりを重視した設計がそのまま表れている。今回の仕込みではアロマホップをやや増やし、より華やかな香りを目指したとしている。アルコール度数は5.0%、IBUは20、330ml瓶で展開される。

果実の明るさと飲み口の軽さを両立させたこの一本は、夏の始まりに手に取りやすい限定品といえそうだ。小田原の柑橘と横浜の醸造が交わる一杯として、今年も「めぐりあい」シリーズの存在感を示している。