東京・世田谷区経堂の後藤醸造は、10周年アニバーサリー月間の第3弾として、記念ビール「10th Anniversary Hazy IPA」の仕込みを進めている。Instagramでは、7月の節目に向けた準備の様子を伝えつつ、開栓は7月第2週以降を予定していると案内した。

この限定ビールは、同店の定番「経堂エール」を土台に、苦味と松を思わせる香りを持つホップを加えたHazy IPA。後藤醸造が10年積み重ねてきた歩みを、一杯の中に落とし込むような位置づけだ。派手さを前面に出すというより、日々の営業の延長線上で記念酒を仕込む姿勢が印象的である。

後藤醸造は、東京農業大学を卒業した夫婦が営む小さなクラフトビールブルワリー兼ビアバー。2016年7月に経堂で店を開き、2017年9月からは自社工場で醸造した「経堂エール」の販売を始めた。駅近の立ち飲み店として地域に根を張りながら、季節限定やイベント出店も重ねてきた。

10周年を迎える2026年7月は、店にとって節目であると同時に、常連客や地域の人々とこれまでの10年を振り返る時間でもある。記念ビールの完成を待ちながら、まずは後藤醸造らしい「できたて」の一杯に注目したい。