7月3日、神奈川・葉山の15brewery(フィフティーンブルワリー)が、この日のタップリストを案内した。営業は持ち帰り販売のみで、立ち飲みは休業中。自宅で楽しむ前提の量り売りスタイルが、醸造所らしい距離感をつくっている。

この日のラインアップは、ベルギースタイルの「沼の底」、黒いビールの「スタウト」、Raw Ale製法の「Rawレッドエール」、フルーツビールの「土壇場エール(夏みかんエール)」、そしてIPAの「Raw Hazy IPA」。幅のある構成で、1本ずつ個性を比べたくなる内容だ。

とくに「沼の底」は、小麦麦芽にオレンジピール、コリアンダーシード、カモミール、クローブ、三重県尾鷲市産ライム、横須賀市長井の「蜂小屋」さんの蜂蜜まで使い、甘みと酸味、スパイス感を重ねた一杯。「Rawレッドエール」は麦汁を煮沸しないRaw Ale製法で、麦芽の厚みを前面に出す。「土壇場エール」と「Raw Hazy IPA」には三浦パン屋 充麦さんのバゲットも使われており、地元の素材感がはっきりと見える。

15breweryは、葉山の小さな醸造所らしく、派手さよりも作りの細かさで印象を残すタイプ。ビールをその場で飲むより、持ち帰ってじっくり開ける楽しみ方が似合うラインアップだった。