ミュンヘンで飲んだ一杯を起点に

クラフトバンクの「FEST GOLD」は、ドイツ・ミュンヘンのビール祭り、オクトーバーフェストで親しまれているFestbierをベースにしたビール。醸造者が学生時代にドイツを訪れ、現地で飲んだFestbierからインスピレーションを受けて仕込まれたという。

ベースにはPILSNER MALTを使用し、MUNICH MALTとVIENNA MALTを組み合わせた。クリーンなボディを保ちながら、モルト由来のしっかりしたコクを引き出しているのが特徴だ。ホップにはSpalter Select、Hersbrucker、Northern Brewerを採用。穏やかなハーバル、スパイシーなニュアンスで、モルトの味わいを支える設計となっている。

深いゴールド色と、キレのある飲み口

液色はディープゴールド。口に含むとモルトの豊かさとほどよい甘みを感じられる一方、後味はクリーンで軽やかにまとまる。Festbierらしい存在感のあるモルト感と、ラガーならではのキレを両立させた味わいだ。

アルコール度数は6.0%、内容量は350ml缶。原材料は麦芽(外国製造)とホップで、MALTにはPILSNER、MUNICH TYPE I、VIENNA、CARAFA IIIを使用している。

旧銀行を再生した福知山のブルワリー

クラフトバンクは、京都府福知山市に拠点を置くブルワリー。約30年間空き家だった旧銀行の建物を2022年に再生し、醸造所として活用している。施設にはブリューパブやコワーキングスペースも併設され、地域に開かれた場としてビールを届けている。

個性を持ちながら自然と杯が進むビールを目指すクラフトバンクにとって、「FEST GOLD」は、ドイツの伝統的なビアスタイルと福知山での醸造をつなぐ一作。秋の食卓や、ゆっくりとモルトの表情を味わいたい時間に向く仕上がりだ。