東京・奥多摩を拠点とするVERTERE(ビアカフェ バテレ)が、オンラインショップで新たなHazy Packをリリースした。セットには、今季の新作として登場したHazy Pale Ale「Fabiana」と、新バッチのHazy DIPA「Artemisia」が含まれる。奥多摩の緑と水に恵まれた環境で醸造を続けるブルワリーらしく、ホップの香りを丁寧に積み上げた構成だ。

「Fabiana」はAlc 5.5%、IBU 15のHazy Pale Ale。パイナップル、マンゴー、ピーチを思わせる明るいアロマに、ライチやミント、クリームキャンディのニュアンスが重なる。小麦とオーツによるやわらかな口当たりで、軽やかさがありながら、ホップの華やかさをしっかりと感じられる仕上がりになっている。

一方の「Artemisia」はAlc 8.5%、IBU 8のHazy DIPA。グレープフルーツ、パッションフルーツ、オレンジを思わせる香りに、レモンやライムの印象が加わる。苦味は控えめで、オーツ由来のなめらかな飲み口が印象的だ。濃度のあるスタイルでありながら、角の立たないバランスにまとめている。

VERTEREは、2,000Lと4,000Lの設備で醸造を行い、「飲んだ人の価値観を変えるビール」を掲げているブルワリー。奥多摩のタップルームやボトルショップでも知られるが、今回のHazy Packは、そのものづくりの方向性を端的に示すリリースといえる。果実感の出し方、口当たりの設計、苦味とのバランスに注目して飲み比べたいセットだ。