京都市伏見区中油掛町のブリューパブ「家守堂」で、アメリカンIPA「牛ごろし」がリリースされた。自家醸造ビールをタップで味わえる家守堂のラインアップに、ホップの存在感をしっかり楽しめる一杯が加わっている。

「牛ごろし」は、アメリカンIPAらしい明確な苦味と、ドライホッピングによる鮮烈な香りを特徴とするビール。ホップにはMosaic、Simcoe、HBC 682、Citraを使用し、柑橘や松脂を思わせる香りが広がる仕上がりとされている。口当たりではホップの苦味が前面に出る一方、モルト由来のキャラメルやローストを思わせる風味が加わり、奥行きのある味わいを構成する。

スタイルはAmerican IPA。アルコール度数は6.5%、苦味の指標であるIBUは51と、しっかりした飲みごたえが期待できるスペックだ。モルトにはMaris Otterや各種クリスタルモルトを用い、ホップの強さに負けない麦芽のコクを引き出している。近年のジューシーなIPAとは異なる、ややクラシカルで力強い方向性も魅力といえる。

苦味のあるビールをじっくり味わいたい人はもちろん、柑橘系のホップ香とモルトの厚みを一杯の中で楽しみたい人にも向く。まずは香りを確かめてから口に含み、ホップの苦味がモルトの甘みや香ばしさと重なる余韻を追ってみたい。

伏見の酒蔵町に位置する家守堂は、醸造所を併設したブリューパブ。店内では家守堂が手がける多彩なクラフトビールを、料理とともに楽しめる。「牛ごろし」の提供状況やタップラインアップは変動するため、訪問前に公式情報を確認したい。