のろし醸造(千葉・流山おおたかの森)が発表した『Mild Wheather』は、English Dark Mildの新作。前作のDark Mild『Mild Whether』を土台にしつつ、今回はのろし醸造の原料選びと解釈であらためて組み直した1本で、アルコール度数は3%、炭酸ガスは2.4〜2.5。軽さを先に感じる設計に振っている。

レシピはMaris Otterを中心に、Crystal Teak、Black Malt、Carafa Special Type IIIを合わせ、ホップにはFuggle、Goldings、Barbe Rougeを使用。投稿では、香ばしい麦やトースト、麦茶を思わせる穏やかなモルトアロマ、そして濃色なのに口当たりは重すぎない仕上がりが語られている。飲み口はシンプルだが、麦の層はきちんとある。

あわせて同ブルワリーは、English IPA、Best Bitter、Dark Mildを軸にした“イングリッシュ三部作”にも触れている。英国系の苦味やモルト感を、日常的に飲めるレンジへ落とし込む姿勢は、このブルワリーの個性として読み取りやすい。流山おおたかの森で、派手さよりも飲み続けやすさを重視した英式ビールを探すなら、気になるリリースだ。