神奈川・茅ケ崎市十間坂のビアパブHOP MANで、KaruizawaQの「めぐり」が新規開栓した。今回の一杯は6.0%のYuzu Saison w/Dill。近所の割烹日月から分けてもらった柚子を使い、果皮を一つずつ手で削り、果汁も搾って仕込んだという。柚子の香りにディルの乾いた余韻が重なり、酸味は控えめ。セゾンらしい軽やかさの中に、柑橘とハーブの輪郭がきれいに立つ仕上がりだ。

HOP MANは、茅ヶ崎駅からアクセスしやすい2階のビアパブ。ゲストビールが入れ替わるたびに、店の表情が少しずつ変わるのが面白い。定番の安心感よりも、その日にしか出会えない樽を追う楽しさがある店で、こうした季節素材を生かしたビールは特に相性がいい。

「めぐり」は、強い苦味や派手なホップ香で押すタイプではなく、香りの重なりを静かに楽しませるタイプ。軽めの料理と合わせれば食中酒として使いやすく、最初の一杯としても自然に受け止めやすい。茅ヶ崎でゲストビールの動きを追っている人なら、足を運ぶ理由がはっきりする開栓といえる。