梅を主役にしたマイボック

Better life with upcycleは、「Ume Maibock」を販売している。価格は627円(税込)、内容量は350ml。スタイルはMaibock w/ Umeで、ABV 8.0%、SRM 5、IBU 19。商品ページによると、秦野の金井酒造店で梅酒づくりに使用された、ブランデー漬けの梅を使った長期熟成のビールだ。

このビールの核にあるのは、マイボックというスタイルの季節感だ。説明では、「Mai」は5月を意味し、冬に仕込んで寝かせ、5月に楽しむドイツのビアスタイルとして紹介されている。春から初夏に向かう時期に、ゆっくり熟成した液体を楽しむという発想が、この商品の個性をはっきり形づくっている。

味わいの設計も明快だ。タンクに漬け込んだ梅がもたらす甘いアロマに、ドライホップで使ったHallertau Blancのクリーンでハーバルな香りを合わせ、トップの印象でバランスを取っている。飲み口は重厚感がありながら、贅沢に使ったモルトの甘さと梅のフレーバーがしっかり広がるという。果実の輪郭を出しつつ、ビールとしての厚みを保たせている点が読みどころだ。

Better life with upcycleは、神奈川県海老名市に拠点を置き、ベーカリーとしての背景を持ちながらビールづくりを続けるブルワリーだ。公式サイトでは、パンづくりの現場から生まれる食材やストーリーに別の価値を与えることを掲げ、「暮らしの中にサスティナブルな乾杯を」という姿勢を打ち出している。単なる副原料の活用ではなく、素材の背景まで含めて一杯の設計に落とし込むのが、このブルワリーらしさといえる。

今回の「Ume Maibock」も、その延長線上にある。酒造りに使われた梅を、長期熟成のビールへとつなぎ直すことで、果実の役目が終わった後にも新しい表情を与えている。モルトのボディ、梅の甘酸っぱい印象、ハーバルなホップ香が重なる構成は、食事と合わせる場面でも扱いやすそうだ。冷蔵管理が必要な缶商品として案内されているため、温度変化を抑えて楽しみたい。

商品概要
- スタイル:Maibock w/ Ume
- ABV:8.0%
- IBU:19
- 内容量:350ml
- 価格:627円(税込)