和歌山県海南市の平和酒造が展開するクラフトビールブランド「平和クラフト」は、International Beer Cup 2026で複数の受賞を果たしました。

今回、平和クラフトの「A STUDY IN PINK」は、フィールドビール部門で金賞を受賞。加えて、フルーツ部門のカテゴリー・チャンピオンにも選ばれました。平和酒造によると、このビールには同社の所在地である和歌山県産の新生姜が使われており、地域の素材を生かした味わいが国際的なコンペティションで評価された形です。

さらに、長年定番として醸造されている「I.P.A」は、アメリカン・スタイル・ストロングエール部門で銅賞を受賞しました。平和酒造は、現在流通している商品が受賞ロットにあたるとして、店頭やオンラインでの飲用を呼びかけています。

平和クラフトを手がける平和酒造は、1928年創業の酒蔵です。日本酒「紀土」や梅酒「鶴梅」で知られる一方、ビール好きの社員の入社をきっかけに2012年からクラフトビール造りに取り組み、2016年に平和クラフトの販売を開始しました。

仕込みには、高野山を源流とする貴志川の伏流水を使用。清酒造りで培った発酵や微生物管理の知見を生かしながら、和歌山の柚子や山椒、果物など地域の素材も取り入れています。「誰でも気軽に1本飲み切れる」ビールを目指す姿勢もブランドの特徴です。

今回の受賞は、和歌山の素材と酒蔵の技術を組み合わせた平和クラフトの取り組みを、あらためて印象づけるニュースとなりました。新生姜の個性を生かした「A STUDY IN PINK」と、受賞ロットの「I.P.A」を飲み比べてみるのもよさそうです。