花椒の香りを生かした限定セゾン

神奈川県鎌倉市の鎌倉ビールが、特別醸造ビール「甜麻季節(ティエンマーセゾン)」の予約販売を開始した。鎌倉ビールは「鎌倉生まれ、鎌倉育ち」を掲げる、鎌倉唯一の醸造所として知られる。今回の新作は、中国産の花椒を使ったスペシャルティセゾンで、季節感のある限定品として企画された。

商品名の「甜麻」は、甘さを表す「甜」と、花椒に由来するしびれるような感覚を表す「麻」を組み合わせたもの。醸造担当者は、中国・蘇州で進めてきた醸造プロジェクトを振り返る一杯としてこのレシピを考案したという。現地での経験を背景に、中国由来の素材をビールに落とし込んだ点が特徴だ。

味わいと仕様

公式情報によると、花椒の爽やかな香りとスパイシーさを生かしながら、強い辛さよりも清涼感を前面に出した仕上がり。ホップ由来の柑橘香と花椒の香りが重なり、小麦麦芽のやわらかな口当たりが刺激をほどよく受け止める構成になっている。初夏に合う、軽快でドリンカブルな味わいを目指したビールだ。

商品は330ml、アルコール分4.5%、ビアスタイルはスペシャルティセゾン。鎌倉ビールマーク入りBoxに入った3本セットで、クール便配送となる。予約制のため、通常販売とは異なり、数量限定での案内となっている。

発送予定

発送は6月上旬から中旬を予定しており、別の案内では6月10日ごろの出荷予定とされている。いずれも予約販売限定のため、気になる場合は早めに確認しておきたい。

鎌倉ビールは、定番商品に加えて季節ごとの特別醸造にも力を入れており、地元発のブルワリーとして個性ある味づくりを続けている。今回の「甜麻季節」は、鎌倉から中国・蘇州へ広がった取り組みと、花椒という素材の個性が交差する、背景のある限定ビールとして注目したい。