伊勢角屋麦酒は三重・伊勢市を拠点にするブルワリーで、今回のInstagram投稿では4月のサブスク限定ビールとして「麦のまにまに」を案内した。

投稿本文でこのビールは、「伝統的な原料と製法にフォーカスした正統派ピルスナー」と説明されている。装飾を重ねるのではなく、ラガーらしい骨格をまっすぐに味わわせる方向性がうかがえる。派手な限定醸造というより、麦芽の風味やホップの苦味、キレのある飲み口といったピルスナーの基本を丁寧に確かめたくなる一本だ。

サブスク限定という出し方も、このビールの性格と相性がよい。定期購入の会員に向けて、月ごとに異なる表情のビールを届ける中で、あえて王道のピルスナーを選んだことで、ブルワリーの現在地がよりはっきり見えてくる。香りや飲みごたえで押すスタイルとは別に、日常の食卓や最初の一杯に寄り添うビールを提案した、そんな受け止め方ができる案内だった。

伊勢角屋麦酒のファンにとっては、限定品の内容だけでなく、定期的にどんなスタイルを選ぶのかを追うのも楽しみのひとつだろう。今回の「麦のまにまに」は、その中でもピルスナーの魅力を改めて思い出させる存在として印象に残る。