坂道ブルイングは、東京・立川を拠点にクラフトビールを提供するブルワリー。公式サイトでは、西東京での醸造にあたってエコ活動や地元のオーガニック素材の活用に取り組み、モダンでアットホームな空間づくりを目指す姿勢を打ち出している。

今回入荷したのは、奈良醸造の受賞歴のあるビール。奈良醸造は奈良市のブルワリーで、2018年の醸造開始以来、「ビールを選ぶ楽しみ」を掲げながら、多彩なスタイルのビールを送り出してきた。2026年のWorld Beer Cupでは、『FUNCTION』がAmerican-Belgo-Style Ale部門、『LIGHTHOUSE』がMicro Porter部門でそれぞれ金賞を受賞しており、国内外での評価の高さがあらためて示されている。

『FUNCTION』は、多彩なホップとセゾン酵母をかけ合わせたアメリカン・ベルゴスタイルエール。香りや飲み口のバランスに個性があり、クラフトビール好きにはスタイルの細部を追う楽しみがある。『LIGHTHOUSE』はアルコール度数3.0%ながら飲みごたえを意識したマイクロポーターで、軽快さと満足感を両立させた設計が特徴だ。対照的な2本だが、どちらも造り手の明確な意図が感じられる。

立川で奈良醸造のビールに触れられるのは、クラフトビールの面白さを地域を越えて味わえる機会でもある。坂道ブルイングのタップルームで、受賞銘柄の飲み比べを通じて、それぞれのスタイルと造りの違いを確かめてみたい。