地元素材を軸にした一杯


熊本県山鹿市のキラリブルワリーは、「地元農産物と季節を醸す」を掲げ、地域の素材を生かしたクラフトビールづくりを続けている。今回Instagramで紹介されたのは、山鹿市の酒蔵・千代の園酒造の酒粕を使った「歌舞伎(酒粕Hazy)」だ。

酒粕とホップの設計


公式サイトの商品ページによると、このビールは酒粕由来の濁りとなめらかな口当たりが持ち味。醸造工程では酒粕を2回に分けて使い、ドライホップにはMosaicを多めに投入することで、パッションフルーツのようなフルーティな香りを引き出している。アルコール度数は6.5%で、苦味は控えめ。香りと甘みを前面に出したHazy系の仕上がりだ。

山鹿の文脈をのせて


「歌舞伎」という名前には、国指定重要文化財の八千代座で華麗に舞う歌舞伎のような華やかさを重ねたという背景がある。山鹿の酒蔵、文化財、そしてクラフトビールを一本につなぐ設計は、地域性がはっきりと伝わる。キラリブルワリーは同商品を、山鹿の特産品を使う「山鹿エールビール」シリーズの第4弾として案内している。

ペアリングの提案もわかりやすい。公式では焼き魚などの和食を挙げており、日本酒と合わせて楽しむのもおすすめとしている。酒粕のやわらかな旨みと、Hazyらしい果実感の組み合わせが、食中酒としての幅を広げてくれそうだ。