横浜ビール醸造所が、湘南ビールとのコラボレーション第2弾となる『吟醸浪漫エール』の出荷を開始した。商品ページでは、発送予定日を2026年4月15日ごろとして案内している。

このビールは、横浜ビールとして初めて「清酒酵母」と「酒粕」を使った一本。明治5年創業の熊澤酒造から提供された純米吟醸の酒粕を活用し、横浜ビールが得意とするヴァイツェン酵母をブレンドすることで、フルーティーなエステル香と日本酒由来の吟醸香を重ね合わせた。スタイルは酒粕入りエール(発泡酒)で、350ml缶の2本セットとして販売されている。

味わいの方向性は、香りの華やかさと口当たりのまろやかさを両立した設計だ。商品説明では、ひと口飲むと香りが広がり、余韻が続くとしており、ペアリングには魚の粕漬けや西京焼きなど、発酵の旨みを持つ和食が勧められている。酒粕の持つ和のニュアンスと、ビールらしい軽快さをどう両立させるかに、今回のコラボの面白さがある。

横浜ビールは、横浜市内で最も長い歴史を持つローカルビアカンパニーとして、地元の文化や食との接点を大切にしてきた。街とビールの距離を近づける取り組みを続ける同社にとって、神奈川のブルワリー同士で組んだこの企画は、その姿勢をよく表す事例といえる。ローカルな素材と技術を掛け合わせた一本として、食中酒としての楽しみ方も含めて注目したい。