MATSURI BREWINGは、浦安・当代島を拠点に、ハレの日に寄り添う「どこか懐かしくドリンカブル」なビールを提案してきたブルワリーだ。定番の祝祭IPAシリーズや、果物を使ったJUICYシリーズなど、飲みやすさの中に個性を織り込む設計が持ち味になっている。

今回の新作「あおぞら」は、BLUE LEMONGRASS SAISON(HERBED SAISON)。ABV 5.0%、IBU 18.0と控えめな数値で、軽快に飲めるセゾンに仕上げている。原材料にはレモングラスとスピルリナ由来の青色素を用い、見た目からもテーマを伝える一本だ。

このビールは、森沢明夫さんのエッセイ『あおぞらビール』プロジェクトを背景にしたもの。カスケード、シトラ、センテニアル、ソラチエースといったホップに、エジプト産のオーガニックレモングラスを合わせ、グラッシーさ、柑橘感、わずかなウッディーさを重ねている。

ブルワーズコメントでは、セゾンとレモングラスの組み合わせに加え、青色を活かして爽快感を強めたことが語られている。初期版から色素材を見直し、レモングラスも増量。糖類の使い方でボディをすっきりまとめ、モルト由来の色調も軽く仕上げたという。派手さよりも、テーマ性と飲みやすさの両立を狙った構成が印象的だ。