代官山町の「ビビビ。」は、国産クラフトビールをつくり手の背景とあわせて伝えるビアパブだ。アットホームなスタンディングバーとして、一杯から立ち寄りやすい空気感も持ち味で、店主が直接取材したブルワリーを中心にタップを組み立てている。

今回のInstagram投稿で取り上げられたのは、沖縄本島東海岸・東浜に2023年8月に誕生した AGARIHAMA BREWERY。運営母体は株式会社YUKAZEで、与那原町の振興を目的に立ち上がったブルワリーとして紹介されている。店側のnoteでも、現地での取材を経てタップオンした経緯が語られている。

紹介文で触れられていた銘柄は、沖縄らしさを前面に出したものばかりだ。たとえば、サトウキビを副原料に使った GAJYUMARU IPA、パイナップル果汁を使用した AGARIHAMA IPA、そしてモリンガを使ったペールエールの試験醸造にも言及がある。素材の使い方からして土地色が濃く、ビール好きなら味わいの想像がふくらむラインアップだ。

「ビビビ。」の魅力は、珍しい銘柄を置くことだけではない。なぜそのブルワリーなのか、どんな背景で造られているのかを、店内で自然に受け取れることにある。代官山でクラフトビールを飲むなら、銘柄の先にある物語まで一緒に味わえる一軒として覚えておきたい。