つくり手の物語を伝える代官山の一軒


「ビビビ。」は、ビールそのものだけでなく、醸造所の背景やつくり手の考え方まで含めて伝えることを大切にしているビアパブ。代官山町にある店内では、飲み比べを通じて味の違いをじっくり追えるのが魅力だ。今回の「タップオン中のブルワリー紹介」では、オーナーが実際に取材したブルワリーとして、北海道・下川町の「しもかわ森のブルワリー」が取り上げられている。

森の香りを感じるラインナップ


しもかわ森のブルワリーは、下川町産のトドマツを生かしたビールづくりで知られる。代表的な銘柄には、柑橘ホップとトドマツの香りを合わせた `SIRIUS`、モルトのコクと爽やかさが特徴の `PROCYON`、南ドイツスタイルのヴァイツェン系である `BETELGEUSE` がある。さらに、コーヒービールの `RIGEL` も挙げられ、スタイルの幅広さがよく分かる。

代官山でこうした銘柄に触れると、単なる“今日の一杯”ではなく、土地の素材や醸造家の視点まで見えてくる。派手な演出よりも、背景の物語を静かに味わいたい人に向いた、ビール好きの足が向く一軒だ。