2つの伊予柑ビール

愛媛県松山市・興居島のごごしまビアファームが、伊予柑を軸にした季節限定ビール2種をInstagramで紹介した。春の花を使ったセゾン「AZAHAR de Iyokan」と、夏に実る摘果伊予柑を使うラガー「Iyokan Lager」で、同じ伊予柑の木から生まれた素材の違いを楽しめる内容になっている。

AZAHAR de Iyokan

東京・赤羽のスペイン料理店「MAQUILA TOKYO」の安斎怜シェフとの出会いをきっかけに開発したセゾン。最初のバッチは納得できず450Lすべてを廃棄し、レシピを一から見直したうえで、ホップの爽やかな香りに伊予柑の花がそっと寄り添う一杯へと仕上げたという。

Iyokan Lager

こちらは毎年7月恒例の季節限定ラガー。7月は長女、ブルワー本人、次女の誕生月が重なることから、ラベルは娘たちに一年交代で描いてもらっており、今年は長女が担当した。まだ小さくて皮むき機では剥けない初物の摘果伊予柑を、一つひとつ手で剥いて仕込んだ点も、このビールならではの特徴だ。

ごごしまビアファームは、興居島で2022年から農と食に寄り添うクラフトビールを造る小さな醸造所。島の農産物や風土を生かし、食事に合わせやすく、飲み疲れしない味わいを大切にしている。今回の2種も、その姿勢がよく表れた季節限定の組み合わせといえる。