ホップを重ねた新作

ベアード・ブルワリーガーデン修善寺が6月1日に送り出したのは、「ホップハボック インペリアルペールエール」。アルコール度数は6.5%で、ホップのフレーバー、アロマ、苦みがしっかり主張しながらも、全体としては調和のある仕上がりを目指したという。

このビールは、ストロングペールエール級の初期比重、IPA相当のアルコール感、インペリアルIPAに匹敵する苦みとホップアロマを組み合わせた、ベアード独自のインペリアルペールエール。醸造ノートでは、全6種のホップを使い、3種類のブレンドでトリプルドライホップを行い、香りを9日間かけて重ねている。ホップの印象はジューシーな柑橘を思わせつつ、最後はしっかりとした苦みでキレよく締まる。

ラベルに込められたメッセージも、このビールの性格をよく表している。モルト、酵母、水ではなく、あくまでホップが主役という発想で、ホップの楽しさを大きく押し出した1本だ。ブライアン・ベアード氏は、これは単なる“ホップスープ”ではなく、力強さとバランスを両立した例だとコメントしている。

舞台となるベアード・ブルワリーガーデン修善寺は、静岡県伊豆市、狩野川のほとりにあるカントリーブルワリー。敷地内には20タップのテイスティングルームがあり、周囲の自然を眺めながらビールを楽しめる。無農薬農業や再生可能エネルギーの活用にも取り組むこの場所で生まれた新作は、ホップ好きはもちろん、ベアードらしい設計思想を味わいたい人にも注目の1本といえそうだ。