京都市・西陣の地下で醸造を行うビッグハンドブロス ブルワリーは、クラシックなブリティッシュスタイルを軸に、少量仕込みで丁寧にビールをつくるブルワリーだ。缶や樽の充填まで自社で行い、ビールには鉱物名を冠するなど、味わいだけでなくブランドの見せ方にも一貫した個性がある。

6月4日付のビールノートで紹介された `Mimetite` は、British Lager として仕込まれた一本。英国産のモルトとホップを使い、アルコール度数は5.0%、苦味はIBU 19に抑えられている。説明では、ヘレスに近いスタイルを意識しつつ、よりおだやかでマイルドな方向に仕上げたという。口に入れるとやわらかなモルトの甘みが先に立ち、ホップはグラッシーでフローラルな香りを添える。

派手さで押すタイプではなく、じっくり飲み進めることを想定したラガーだ。500ml缶で販売されており、食中酒としても、落ち着いて1本を味わう場面にも向いている。ブリティッシュエールを中心に、ゴールデンエールやビター、ヘレスなど幅広いスタイルを手がけてきた同ブルワリーにとって、`Mimetite` は英国系ラガーの解像度を示す新しい一手といえる。