松本ブルワリーは、工芸月間「工芸の五月」とのコラボレーションビール『工芸の五月 2026 Table Ale』を発売した。Instagram投稿では、今年のビールを`Table Ale`と位置づけ、「つくること、使うこと、暮らすこと」に寄り添う存在を目指したと説明している。

このビールは、Maris Otter、Pilsner、Carared、Munich II、Flaked Oats、Victory、Carafa Special IIIの麦芽・穀物に、CentennialとSimcoeをホップとして組み合わせた設計。酵母にはWywast 1469 West Yorkshire Aleを使用し、ABV 3.5%、IBU 20、SRM 5.1、OG 9.9、GV 2.3というスペックにまとめられている。派手な香りで押し切るのではなく、飲み進めるほどにじんわりと良さが伝わる構成だ。

松本ブルワリーは長野県松本市のブルワリーで、地域とのつながりを大切にしながらビールづくりを続けてきた。公式サイトでも、松本で生まれたビールとして、街や暮らしにエールを送る姿勢を打ち出している。そうした背景を踏まえると、今回の`Table Ale`は、工芸イベントのための特別な一本であると同時に、日々の食卓に自然に置けるビールとして設計されたことがわかる。

工芸の作品を眺める時間と、器を手にして食事を楽しむ時間。そのあいだをつなぐように、このビールは松本の春から初夏にかけての空気感を静かに映している。工芸の五月を訪れる人にとっても、松本ブルワリーのタップルームや店頭で手に取る人にとっても、旬の季節を感じやすいコラボレーションになりそうだ。