茅ヶ崎のビアパブHOP MANで、伊勢角屋麦酒「なま角スモークオイスタースタウト」が新たにタップインした。NAMACHAん Brewingとのコラボレーションで、冬に不定期で仕込まれるオイスタースタウトをベースに、燻製の要素を組み合わせた銘柄となっている。

レシピの方向性は、パブでいつまでも飲み続けられるようなドリンカビリティ。苦味は控えめに設計しながら、ホップと焙煎麦芽の選定で奥行きを持たせているのが特徴だ。ホップには自社で7年間熟成したものを使い、ローストバーレイとブラックモルトは少なめに投入。さらにオーツを多めに配合することで、シルキーな口当たりとリッチなボディ感につなげている。

香りのイメージにはアイラウイスキーを思わせる方向性が置かれているが、実際にはピートではなくオーソドックスなスモークを採用している点が面白い。磯を思わせるミネラル感と焙煎香が重なり、飲み口の中に静かな複雑さが立ち上がる。HOP MANのように、日替わりで樽が入れ替わる店では、こうした個性のあるゲストビールをじっくり味わう楽しみがある。茅ヶ崎で、ゆっくりグラスを傾けたい一杯だ。