ベクターブルーイングは、季節限定ビール「花香箱」を公開した。拠点は埼玉県大里郡寄居町。地域に根ざしてビールづくりを続ける同ブルワリーが、今回は“香り”を主役に据えたベルジャンライトエールを送り出している。

花香箱の特徴

公式ページと仕様書によると、「花香箱」は Belgian Light Ale で、ABV 5.0%。ホップには Hallertau Blanc、モルトには EuropilsCarahell を使用し、その他の原料として LactoseTea Leaves が記載されている。酵母は Abbaye Belgian Ale Yeast。ケグと缶の両方で展開され、缶は 360ml 規格だ。

味わいの説明では、グラスに注ぐと花に包まれるような芳醇なアロマが立ち上がり、その一方で口当たりは驚くほど軽やかだとされる。華やかな印象と軽快な飲み口の対比が、このビールの大きな特徴といえる。なお、保管方法は冷蔵保管と案内されている。

「香箱猫」シリーズの第一弾

「花香箱」は、猫が前足をしまってくつろぐ“香箱座り”をモチーフにした「香箱猫」シリーズの第一弾として位置づけられている。公式コメントでは、穏やかな時間と奥深いビールの香りを“香箱”に詰め込んだ、そっと寄り添うクラフトビールとして表現されている。

シリーズの趣旨は、ただ香りが強いだけのビールではなく、リラックスして飲める空気感まで含めて設計している点にある。花のようなアロマ、軽やかな飲み口、発酵由来の奥行きという要素をまとめ、日常の中でゆっくり向き合いたくなる一本に仕上げた印象だ。

仕様メモ

- スタイル: Belgian Light Ale
- アルコール度数: 5.0%
- ホップ: Hallertau Blanc
- モルト: Europils, Carahell
- その他: Lactose, Tea Leaves
- 酵母: Abbaye Belgian Ale Yeast

ベルジャン系の発酵香を軸にしながら、ホップや茶葉の要素で香りの輪郭を整えた構成は、香りを楽しみたいビール好きにとって気になる設計だ。ベクターブルーイングらしい、コンセプトの明快さと飲みやすさの両立が読み取れるリリースとなっている。