ビーエムビーブルワリー、ヒダマ着想のアルトビア『HINOKO』を発売
宮崎市のビーエムビーブルワリーは、新商品『HINOKO』を投入した。スタイルはアルトビアで、アルコール度数は5.0%。宮崎市田野町の渡邊酒造場で仕込まれたインフュージョンスピリッツ『ヒダマ』の文脈を取り込み、麦焼酎と焙煎大麦の香りをビールへつなぐ一本として打ち出している。
焼酎文化の文脈をくむ新作
ビーエムビーブルワリー(宮崎県宮崎市)は、新商品『HINOKO』をリリースした。商品名はタイトルそのものの力強さを持ちながら、スタイルはAltbier、アルコール度数は5.0%。商品説明では「精霊が灯した火玉から、新たな火の粉が舞い上がる」と表現されており、香ばしさや余韻を想起させる構成になっている。
今回のポイントは、宮崎市田野町の渡邊酒造場で仕込まれたインフュージョンスピリッツ『ヒダマ』とのつながりだ。渡邊酒造場の公式情報では、ヒダマは大麦と大麦麹から醸した本格麦焼酎をベースに、特別焙煎大麦を加えた大麦100%のスピリッツとして案内されている。HINOKOは、そこにある麦の香ばしさや火の気配を、ビールのかたちへ置き換えた提案と読める。
宮崎市に根ざすブルワリー
ビーエムビーブルワリーは、公式サイトで「ビールからカルチャーへ」を掲げる宮崎のブルワリーだ。2018年11月に宮崎市神宮で醸造所を立ち上げ、2024年7月には宮崎市清武に新しい醸造所を完成させたとしている。地域の素材や周辺の酒文化を取り込みながら、ビールの表現幅を広げてきた流れが見える。
HINOKOは、単なる新作ビールというより、土地の記憶や蒸留酒のニュアンスをどうビールに接続するかを示す一例といえそうだ。アルトビアという伝統的なスタイルに、焙煎大麦と麦焼酎由来の発想を重ねることで、飲み手には香りの奥行きや食中酒としての使い勝手を想像させる。宮崎発のブルワリーが、焼酎の土地でどのようにクラフトビールを更新していくのかを示す一杯として注目したい。
情報は不正確な場合があります。正確な情報はブルワリーの公式情報をご参照ください。