2周年を彩る黒ビール


長野県諏訪市の有頂天醸造が、タップルーム2周年イベントビールとして「Jazz / Irish Dry Stout」を紹介した。投稿では、アイルランド発祥のビアスタイルらしい“スルスル飲める黒いエール”を目指した一本として位置づけられている。

仕上がりの方向性


このビールは、コーヒーやダークチョコレートを思わせるロースト感となめらかな口当たりを意識した設計。見た目はしっかり黒い一方で、飲み口はライト寄りで、甘さを抑えたドライな仕上がりを狙っている。アルコール度数は4.3%、IBUは28

レシピの要点


原材料面では、ベースにMinch Hook Head Pale Malt、ボディづくりにMelanoidin、色味と風味の補完にChocolate maltを使用。さらに、泡持ちや口当たりを整えるFlaked Barley、スタウトらしい強いロースト香の核となるRoasted Barleyを組み合わせている。ホップはFuggleをシンプルに使い、イーストにはWy1335 British Ale IIを採用した。

名前に込めた意図


ビール名の「Jazz」は、A Tribe Called Questのセカンドアルバム『The Low End Theory』に由来するという。投稿では、赤と黒の周年リリースに合うイメージとしてこの名を選んだことも明かされている。

ビール好きにとっての注目点


スタウトは、ローストの強さを出すだけではなく、苦味、甘み、口当たりのバランスが難しいスタイルだ。今回の投稿からは、有頂天醸造が2周年の節目に、黒い見た目と軽やかな飲み口を両立させる方向で丁寧に組み立てたことが伝わってくる。タップルームの記念ビールとして、同店の現在地を示す一本になりそうだ。