Instagramでの「タップオン中のブルワリー紹介」として、代官山のビアパブ「ビビビ。」は群馬・高崎のシンキチ醸造所を取り上げた。投稿では、2017年から醸造を続ける堀澤宏之さんを紹介し、和食に合うビールを目指してきた背景を伝えている。

シンキチ醸造所の持ち味は、発酵を軸にした設計にある。紹介文では、県産果実を使ったフルーツエールや、切り干し大根のような風味が漂う和風のビールに触れられており、香りや苦味を前面に出すというより、食事の流れに自然になじむ味わいが想像できる。熱燗を挟みながら食事を進め、そのあとにビールへ移れるような設計を目指した、という言葉も印象的だ。

「ビビビ。」は、国産クラフトビールをつくり手のストーリーと一緒に楽しめる店。代官山町のキャッスルマンション102号にあるアットホームなスタンディングバーで、ひとりでも入りやすいのが特徴だ。タップに流れる一杯の背景を知ってから飲むと、同じビールでも受け取り方が変わる。シンキチ醸造所のように、料理との相性や発酵のニュアンスを大切にするつくり手のビールは、この店のコンセプトともよく重なる。