「ビビビ。」は、代官山で全国のクラフトビールを10タップそろえるビアパブ。店のモットーは、つくり手と背景を知るとビールはより深く味わえる、という考え方だ。今回紹介されたクラフトビール交流会でも、その姿勢がはっきり出ている。

会ではまず、参加者が好きなビールを選んで乾杯し、自己紹介を通じて自然に会話が広がった。初参加や初来店の人も多く、仕事や趣味の話をきっかけに場がほぐれていく構成は、ビールを単なる飲み物ではなく「人をつなぐ媒体」として見ている同店らしい。

この日のタップには、国産有機ビーツを使った鮮やかなビールとして紹介されたYAMANOMA BREWERY「太陽の下で」と、マンゴーの印象を持たせたDistant Shores Brewing「Tropical Paradise」が並んだ。前者は素材感を楽しむ1杯、後者はトロピカルな香りを前面に出した1杯で、味わいの振れ幅も大きい。飲み比べの楽しさが伝わるラインアップだ。

「ビビビ。」は、店内での一杯に加えて、ビアフェスやツアーなどの企画も多い。代官山で、ビールの味だけでなく背景のストーリーまで含めて楽しみたい人に向く店として、今回の交流会はその魅力がそのまま出た内容だった。