熊本県天草市のアマクサソナービールが、コラボレーションビール『ぐるぐるめぐる』を紹介した。今回のビールは、Totopia Breweryとのトリプルコラボとして、FUJI ROCK FESTIVAL ’26の「PYRAMID GARDEN SIDE BAR」に向けて仕込まれたものだ。

スタイルと仕様

- Style: DDH Hazy Pale Ale
- ABV: 5.0%
- Hops: Nelson Sauvin、Rakau、Mosaic、Idaho 7 Cryo

ベースとなるのは、ジューシーなHazy Pale Ale。小麦とオーツ麦を使い、濃厚でシルキーな口当たりと、トロピカルなホップアロマを狙った設計になっている。投稿では、SimcoeやRakau、Mosaic、Nelson、Idaho 7 Cryoといったホップを組み合わせ、重層的な香りを表現したと説明している。

同じレシピを、違う土地で

『ぐるぐるめぐる』の大きな特徴は、同じレシピを長久手と天草、それぞれのブルワリーで同時醸造した点にある。テーマは「同じレシピでも、醸造する場所が変わればビールはどう変わるのか。」というもの。アマクサソナービールでは、天草の原水をベースにミネラルバランスまで調整し、レシピの再現性に細部までこだわったという。

同じ原料、同じイースト、同じホップを使っても、醸造設備や発酵環境、水の個性によって、香りの立ち方や口当たり、濁りの質感には違いが出る。投稿は、その差を「どちらが正解でもない、土地が生んだ個性」として捉えている。

缶でもリリース

今回のビールは缶でもリリースされ、苗場に行けない人でも全国のクラフトビアバーや酒販店で楽しめるとしている。アマクサソナービールは、天草の土地と水を生かした醸造を続けるブルワリーだけに、同じレシピでも地域ごとの表情がどう変わるのかを味わえる企画との相性は高い。

『ぐるぐるめぐる』は、ホップの華やかさだけでなく、醸造地の違いそのものを飲み比べの楽しみに変える1本。コラボの背景まで含めて、クラフトビールらしい読みどころのあるリリースとなっている。