静岡・伊豆市の山あいにあるベアード・ブルワリーガーデン修善寺は、2014年春に開業したベアードビールの醸造拠点だ。狩野川のほとりに広がる3ヘクタールの敷地では、醸造と農作業を重ね合わせながら、土地とビールの関係を大切にしてきた。3階には20タップのテイスティングルームと屋外デッキがあり、自然の景色とともにビールを楽しめる場所として知られている。

今回の新作「フルーツフルライフ シトラスIPA」は、4月15日リリース。柑橘系の個性を持つホップをふんだんに使ったIPAで、今年は地元産のだいだいと夏みかんを加えている。公式説明では、味わいは弾けるようにみずみずしく、スパイシーで、喉の渇きをしっかり癒やす仕上がりとされる。ホップの香りと果実の酸味を重ね、柑橘の輪郭を前面に出した構成だ。

スペック面では、アルコール度数7.0%、IBU65、色はSRM4.5。原材料には、地域の源泉水、フロアモルテッドのマリスオッターとピルス、ウィート、ウィーン、国産氷砂糖、生ホップ、ハウス酵母、そして地元のだいだいと夏みかん(皮と果汁)が使われている。ラベルも柑橘の収穫作業をモチーフにしており、地の果実を生かすベアードらしい設計がうかがえる。

販売は6本、12本、24本のパックに加え、Build Your Own Box 6-packでも選べる。修善寺という土地で磨いてきたベアードの醸造哲学が、柑橘の香りとともにわかりやすく表れた一本といえる。