ティールズ・ブリューイング(静岡県三島市)が、季節限定のいちごビール「ストロベリーサワーウィート」をリリースした。ベースは小麦を使ったウィートエールで、いちごの甘酸っぱい香りと、やわらかな酸味を重ねた構成になっている。

今回も主役は、伊豆・韮山のいちご農家・磯農園SOLARAの「紅ほっぺ」。6月上旬に受け取った完熟いちごを一粒ずつ洗い、ヘタを取り、ピューレ状にして発酵タンクへ仕込んだという。仕込みの日にはブルワリー中にいちごの香りが広がったといい、素材をできるだけまっすぐ生かそうとする姿勢がうかがえる。

レシピ面でも、いちごの香りを主役に据えるため、ホップや香りの強いモルトは控えめ。代わりに、サワーらしい穏やかな酸味を合わせることで、いちごの甘酸っぱさが自然に引き立つよう設計している。小麦由来のやさしい口当たり、すっと伸びる酸、後から追いかけてくる果実香という流れは、果実ビールとしての輪郭がはっきりしている。

ティールズ・ブリューイングは、静岡・三島のブリュワリー併設パブ「TIELS TEA & TAPS」を拠点に、できたてのクラフトビールと食事、紅茶を提供している。今回の「ストロベリーサワーウィート」は、いちごの季節が終わる時期にしか仕込めない年に一度のビールで、なくなり次第終了となる。季節の終わりを告げる果実の味わいを、店頭で確かめたい一本だ。