静岡県伊豆市大平にあるベアード・ブルワリーガーデン修善寺は、2000年に沼津で始まったベアードビールの現在の拠点のひとつだ。ブランドの根底には「風味のないビールは造らない」という姿勢があり、定番12種に加えて、通年で仕込む季節限定26種をそろえている。

今回の公式ブログでは、その幅の広さを支えるOEMやコラボビールが取り上げられた。先週から発売を開始した成城石井との初コラボ「ピンクグァバ IPA」を皮切りに、長く愛されてきた企画が続く。

- 麦酒倶楽部ポパイの「デバインバンプ III IBA」: 2004年3月に初仕込み
- The Aldgateの「Jack The Ripper IPA」: 2009年から醸造
- ベアードの姉妹店である呉服町タップルームの「ブロンプトンエール」、浜松・ティルナノーグの「ゴールデンティルナ」
- 東京アメリカンクラブのオリジナルIPA
- ニコニコ超会議のZUNビール、のちに「ひろゆきを添えて」として続く企画
- GripやRacines Farm to Parkの「Rich Island Beer」
- 東京ギョーザスタンド、大衆ギョーザスタンド向けの「ウーロンエール」

ベアードらしいのは、どの案件も同じレシピを繰り返さず、相手の要望や素材の個性に合わせて設計している点だ。ブログでも、Bryan Baird が語るように、ビールは設備ではなく人がつくるものだと強調されている。修善寺の自然に囲まれた直営拠点から、ベアードは今も「バランス」と「複雑さ」を両立させた一杯を積み重ねている。