世嬉の一酒造ってどんなブルワリー?
ホップ兄世嬉の一酒造、知ってる?大正7年――1918年創業の老舗酒蔵がやってる「いわて蔵ビール」なんだけどさ、これがもう只者じゃないんだよ。
麦ちゃん
ホップ兄そう。しかも社名の由来がすごくてさ、皇族の閑院宮様が訪れた時に「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを」って名付けたんだよ。その精神でビールも造ってる。4代目社長の佐藤航さんが引っ張ってるんだけど、震災後にビール事業をさらに強化してね。
麦ちゃんへぇ〜!名前にそんな意味が…。震災って東日本大震災?
ホップ兄うん。蔵の建物も被害を受けたんだけど、復興支援で生まれたのが「福香」っていうビール。これがさ、盛岡の天然記念物「石割桜」――樹齢360年の桜から採取した酵母で醸してるんだよ。その酵母も震災で一度は失いかけたのに瓦礫の中から救出されて復活したっていう。
麦ちゃんなにそれ…!酵母にもドラマがあるんだ。飲んだら泣いちゃいそう。
ホップ兄で、俺が推したいのは「三陸牡蠣のスタウト」。岩手三陸の牡蠣の身と殻を実際に使った黒ビールで、2008年のワールドビアカップで銀賞獲ってる。牡蠣のミネラル感がスタウトのロースト香と合うんだよね。
麦ちゃん
ホップ兄他にも一関産の山椒を使った「ジャパニーズスパイスエール山椒」とか、地元素材を攻めてるんだよ。大正時代の2階建て土蔵を博物館にしてたり、蔵元レストランで一関名物の餅料理出してたりさ、敷地全体が一つのテーマパークみたいになってる。
麦ちゃん餅とビール!行ってみたい!蔵の中で飲めるって最高じゃん。
ホップ兄モンドセレクション金賞も1997年にヴァイツェンで獲ってるし、インターナショナルビアカップでも常連。酒蔵のDNA――南部杜氏の発酵技術がビールにも活きてるのが面白いところだよね。
代表銘柄: 三陸牡蠣のスタウト福香ジャパニーズスパイスエール山椒ヴァイツェン