くにうみ酸造所ってどんなブルワリー?
ホップ兄次はね、多賀町のくにうみ醸造所。2024年8月オープンで、これがさ、20年バーテンダーやってた人が一人で全工程回してるブルワリーなんだよ。
麦ちゃんえっ、バーテンダーからブルワーに!? レシピも醸造も缶詰めも全部一人?
ホップ兄そう、宮下純さん。彦根駅前でサロンバー・シスルを20年営んできた人で、故郷の多賀町に何か貢献したいって思ったのがきっかけ。『この年齢でまた何か始めるのは次で最後だ』って覚悟を決めて、ブリューパブごとオープンさせた。
麦ちゃん故郷への恩返しでビールって、かっこいいね。場所はどのあたりなの?
ホップ兄多賀大社前駅から徒歩1分、駅前の鳥居のそば。で、醸造所の名前『くにうみ』は多賀大社の御祭神、伊邪那岐・伊邪那美の国生み神話から。ロゴの鶏は天岩戸開きの神話がモチーフなんだよ。
麦ちゃん神話の町ならではだね! どんなビールを造ってるの?
ホップ兄ここが面白くて、『多賀シリーズ』が3種あって、全部地元素材を使ってる。『高(たか)』は多賀産のクロモジっていう香木とソラチエースホップを合わせたペールエール。『玄(げん)』は多賀産の玄蕎麦を使ったスタウトで、ロースト麦と蕎麦の組み合わせ。『恵(めぐみ)』は多賀のお米とネルソンソービンホップのライスエール。
麦ちゃんなにそれ! クロモジに蕎麦にお米!? 多賀の素材がビールになっちゃうんだ!
ホップ兄しかもね、この3種の缶を横に並べると一枚の水墨画になるんだよ。多賀大社ゆかりのモチーフを濱中応彦先生が描いたもので、ビールを飲む前からアートとして成立してる。
麦ちゃん飲み終わっても缶を並べて飾りたい! 他にもビールあるの?
ホップ兄クラシックシリーズとしてスコティッシュエールとヘフェ・ヴァイツェンもある。スコティッシュエールはチョコレートモルトのコクにココアや紅茶みたいな香りで、苦みが少なくて飲みやすい。バーテンダー出身だけあって、ビールの中にカクテル的な繊細さがあるんだよね。
麦ちゃん多賀大社のお参りのあとに駅前で一杯……最高のプランだね!
代表銘柄: 高(taka)ペールエール玄(gen)スタウト恵(megumi)ライスエールスコティッシュエール