オオヤブラッスリーの大谷崇さんってさ、仕込みから瓶詰め、出荷まで全部一人でやってるんだよ。
えっ、全工程を一人で!? それってすごくない?
大谷さんのキャリアが面白くてさ。1999年に船峅高原農場でビール醸造を始めて、埼玉のコエドブルワリーでも研修してるんだよ。コエドって今や日本を代表するクラフトビールブランドだよね。
コエドで修業してたの! それだけでもすごい経歴だね。
ところが2007年に勤め先の農場のビール工場が閉鎖されちゃうんだよ。でもそのとき大谷さんはベルギーにいて、全土を巡ってビール醸造の研修をしてたんだよね。帰国して「自分でやるしかない」って、その年のクリスマスに醸造免許を取得して独立したんだよ。
クリスマスに醸造免許って……なんかドラマチック! 屋号の「ブラッスリー」もベルギーから?
そう、ベルギー仕込みの誇りを屋号に込めてるんだよ。看板ビールの「越中風雅」はペールエールで、レンガ色の液色にカラメル麦芽の香り、グレープフルーツを思わせるホップの香りが特徴。苦味は抑えめで飲みやすいんだよね。
「越中風雅」って名前もいいね! 富山らしさとおしゃれさが両立してる。
もう一つの定番「仁右衛門の黒」はスタウトで、富山市産の二条大麦を使ってる。さらに面白いのが季節限定のフルーツビールでさ、池多りんご、呉羽梨、水島柿のはちみつとか、全部富山の地元素材なんだよ。
なにそれ! 柿のはちみつのビールとか飲んだことない! 富山の果物ってそんなに種類あるんだ。
大谷さん、はちみつは花の種類で味が変わるところまでこだわってるんだよ。コエドでの修業、ベルギー全土の研修、その全部の経験を一人で注ぎ込んでるブルワリーって、ある意味究極の「作り手の顔が見える」ビールだよね。
一人で全部やってるからこそ、大谷さんの哲学がビール1本1本に詰まってるんだね。越中風雅、絶対飲んでみたい!
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