開成町のガラパゴレーシング、ここはさ、まず名前の由来がいいんだよ。ガラパゴス諸島のリクガメ——陸上で最も長生きする生物にちなんでて、『ビールと食事で元気に長生きしてほしい』って願いが込められてる。
えっ、リクガメ!? かわいい!
実際にお店にリクガメがいるんだよ。カメコミュニティからの繋がりもあるらしくて、店のシンボルになってる。
行ってみたい! ビールはどんな感じなの?
ここの代名詞は『セゾン』。国産小麦とザーツホップで造ってて、セゾン酵母って扱いが難しいんだけど、醸造長の長山一隆さんが上品で苦味の少ない端正な味に仕上げてる。パイント640円っていう価格も嬉しい。
長山さんってどんな人なの?
料理学校出身で、フレンチの有名店でホールをやりながらソムリエ資格も取った人。ビール醸造は未経験だったんだけど、オープン前に何軒ものブルワリーを巡ってブルワーから直接教わって、独学で技術を身につけたんだよ。『100人分の意見が集まってできた醸造所』って本人が言ってる。
未経験からそこまで……! すごい情熱だね。
しかもNZホップを使った『ファームハウスIPA』っていう新作も出していて、セゾンの系譜を軸にしながらバナナみたいな香りを重ねた設計。直火で沸かす鍋と小さめのタンク6基で回転率を上げて、造る回数を増やすことで経験値を積むって発想も面白い。
へぇ〜! 水もこだわってるの?
地下80メートルからくみ上げた深層地下水を使ってる。季節限定で地元の南高梅を使ったセゾンなんかもあるよ。小田急線開成駅から徒歩10分、2階のテラス席からは山々が見えて、イタリアンと一緒にビールを楽しめる。近所の人がお風呂上がりにグラス持ってテイクアウトしに来るくらい地域に溶け込んでるんだよ。