川原湯温泉醸造舎はね、八ッ場ダムの湖畔にある醸造所なんだけど、ここのビールの名前の由来を聞くとグッとくるんだよ。
八ッ場ダム…あのニュースでよく聞いたダムだよね?
そう。ダム建設で川原湯温泉の住民は先祖伝来の土地を離れて新天地に移転したんだ。その経験を風化させないために、ダム湖に沈んだ岩や周囲の山の名前をビールにつけてるんだよ。「臥龍岩」はホワイトエール、「昇龍岩」はゴールデンペールエール。どちらも今はダムの底に沈んだ岩の名前。
沈んだ景色の名前をビールに残すって…すごく切ないけど素敵な発想だね。
ラガー系では「金鶏山」と「金花山」があって、こっちは温泉地を囲む山の名前。金鶏山はすっきりしたのど越しのゴールデンラガー、金花山はダークアンバーラガーで深い味わい。運営は東京・谷中でビアホールをやってるイノーバー・ジャパンで、醸造技術はアウグスビールが支援してる。
へぇ〜、谷中のビアホールの会社なんだ! 東京の経験を地方に持ち込んだわけだね。
さらに面白いのが、地元の豊田乳業とコラボした「ラテスタウト」っていう牛乳入りビールも造ってること。春限定の「はみんぐ」ってエールも最近出してて、爽やかなホップの苦味と香りが特徴らしい。
牛乳入りビール!? なにそれ気になる!
瓶ビールは笹湯カフェで買えるし、毎月第一日曜の「なんでも市」で新作が試せるみたいだよ。温泉入ってからのクラフトビールとか最高のロケーションだよね。
温泉+クラフトビール+ダム湖の景色って、もう日帰り旅行の目的地に決定だわ!