ラプサンスーチョンから着想した一杯


所沢ビールは、今週から販売を始めたスモークビール「ラプサン」についてブログで紹介した。ベースになっているのは、紅茶の原型とも言われる「ラプサンスーチョン」。同社の説明では、紅茶の世界観をビールに落とし込みながら、燻製香の個性を前面に出した仕上がりになっている。

英国で知られる“香りを楽しむ紅茶”


記事では、ラプサンスーチョンの小話として、イギリスの売れ筋紅茶のTop3を紹介。1位はイングリッシュ・ブレックファスト、2位はダージリン、3位がラプサンスーチョンだという。イングリッシュ・ブレックファストはミルクや砂糖と合わせやすい、しっかりした味わいの紅茶。一方でラプサンスーチョンは、控えめなコクと渋みを持ち、主に香りを楽しむタイプとされる。庭園を眺めながらゆっくり飲む貴族の紅茶、という表現も印象的だ。

所沢ビールらしい“煙”の表現


所沢ビールは、埼玉県所沢市北原町に拠点を置くブルワリーで、燻製ビールブランド「Smoke Craft」を展開している。ラインアップの中心にあるのは、煙のニュアンスを多彩に表現したビール群だ。その中で「ラプサン」は、紅茶の香りをヒントにした新しいアプローチの一杯として位置づけられる。

ビールとしての「ラプサン」は、Smoked Tea Ale、ABV 4.5%、IBU 12。紹介文では、薬品のような強いスモーク香が特徴で、一度飲むと癖になる味わいとされている。ラプサンスーチョンが持つ独特の香りを、ビールのスモーキーさに重ねた設計で、燻製好きや個性的な香りのビールを求める人に向きそうだ。

飲む前に知っておきたいポイント


ラプサンスーチョンは中国で生産される茶葉だが、日本での流通はごくわずかとされる。そんな希少な茶のイメージを、所沢ビールは“スモーク”という得意分野でビールに翻訳した。紅茶を飲むように香りを味わうのか、それともビールとしての飲みごたえを楽しむのか。ラプサンは、その両方を行き来できる一本として気になる存在だ。

所沢ビールの個性派ラインを追っている人はもちろん、燻製香のあるビールを探している人にも注目したい。