サウスホライズンブルーイングは、高知市仁井田の港町で醸造を行うブルワリーだ。公式サイトでは「高知から世界へ」を掲げ、土地の素材や文化を生かしたビールづくりを続けている。

今回紹介されたのは、チェコのRodinný pivovar Zichovecとの協働作「Junos on the Horizon」。公開情報ではフルーツゴーゼに分類され、アルコール度数は5.1%。サウスホライズンの既存銘柄「Junos Pandemic」を起点に構成されたコラボレーションで、同銘柄は高知県産の無農薬柚子と塩を使った柚子ゴーゼとして知られている。

Zichovec側の説明によると、このビールは柚子がもたらすライムやマンダリンを思わせる輪郭に、ゴーゼらしい軽い塩味を重ね、さらに山椒が柑橘系のスパイス感を伴う余韻を加える設計という。柚子の明るい酸味、塩の輪郭、山椒のしびれるようなアクセントをどうつなぐかが、このビールの見どころになっている。

サウスホライズンブルーイングは、すでに「Junos Pandemic」でジャパン・グレートビア・アワーズ2025の金賞を獲得している。今回の協働作は、そのレシピが持つ魅力を海外ブルワリーと共有しながら、新しい解釈へ広げた動きといえる。高知の柚子を核にした味わいが、国境を越えてどのように再構成されるのか。コラボビールとして注目したい一本だ。