蔵王の山肌に咲く駒草

蔵王ブルワリーがInstagramで、蔵王の高山帯に咲く駒草(コマクサ)の見頃を伝えた。投稿では、岩場の厳しい環境にひっそりと咲く高山植物として駒草を紹介しており、夏の蔵王を象徴する花のひとつとして季節感を届けている。

駒草は「高山植物の女王」とも呼ばれる花で、可憐な見た目と、厳しい環境に根を張る力強さの両面が魅力だ。山の景色を楽しむ人にとっては、ただの花便りではなく、蔵王の自然が今まさに動いていることを感じさせるサインでもある。

山の景色をビールに映すブルワリー

蔵王ブルワリーは、山形市蔵王上野にあるクラフトビール醸造所兼レストラン。公式サイトでは、山形市初のクラフトビール事業として、蔵王の自然や山形の食の魅力を発信する拠点と位置づけている。運営する山里菜有限会社は、食品卸売業や乾物加工なども手がけてきた会社で、地元に根ざした事業展開が特徴だ。

同ブルワリーの定番商品には、樹氷をイメージした『SNOW MONSTER』、山形のさくらんぼを使った『YAMAGATA さくらんぼ ALE』、蔵王の松と杜を表現した『MATSUNOMORI ALE』などがある。なかでも『ZAO駒草ALE』は、駒草を守り後世に伝えていく思いを込めたビールで、セッションIPA、アルコール度数5.5%として案内されている。

季節の投稿が示すもの

今回の投稿は新商品の告知ではないが、蔵王ブルワリーが日々の景色そのものをブランドの一部として発信していることがよく分かる内容だった。花の見頃を知らせる一枚は、山の自然とビールを切り離さずに伝える同ブルワリーらしいアプローチといえる。蔵王を訪れる際には、ビールとあわせて山の季節の移ろいにも目を向けたくなる。